悪筆の母の代筆はいつも憂鬱な気持ちになる

悪筆の母の代筆はいつも憂鬱な気持ちになる

私の母は悪筆で、よく代筆を頼まれます。でも私も字がきれいとは言えません。冠婚葬祭がある度に私が憂鬱になってしまう。どうしたものかと悩み、美文字を目指すことにしました。

 

悪筆を自覚していても直そうとしない母

母の字は判別不能な悪筆

親戚にお祝い事があると、母に呼ばれます。さっとご祝儀袋を渡され「はい、頼んだよ」と言う母。また名前を代筆するのか……と憂鬱になります。私だって自分の字を他人に晒したくないのに。

 

私は字が下手なのですが、母悪筆です。
子どもの頃、母の仕事を手伝っていたとき、メモに書いた母の字が読めなくて困りました。「お母さん、この字は何て書いてあるの?」が口癖になるほど、読めない字なのです。

 

芸能人のサインはぐちゃぐちゃで読めないものが多いですよね。母の字は普通に書いてぐちゃぐちゃなのです。おそらく仕事が忙しかったせいで、早く書かなきゃいけなくて、他人には判別不能な字を書くようになったのかと思いました。

 

冠婚葬祭がある度に私が憂鬱になる
冠婚葬祭があると、ほとんど私が母の代筆をするようになりました。母は悪筆を自覚していて、「だって私の字は汚いからさ。書いてよ」とせがみます。私も字にコンプレックスがあるけど、母の字は読めないから、と渋々やることに。

 

母が高齢になると、「悪筆を直そう!」とも言えないし、本人もまったく直す気がありません。「字を書くのは認知症予防にいいんだって」と誘ってみても、「そうなのね」だけで終わり。高齢になると仕事がなくなるため、人前で字を書く機会も減ります。母の書く字は、母だけが読めればいいと思っているようです。

 

代筆を渋々受けると、母の機嫌が悪くなる。このままだと冠婚葬祭がある度に私が憂鬱になってしまう。どうしたものかと悩みます。

 

代筆の憂鬱を解消するために美文字を練習する!

母が変わらないなら、私が変わるしかない

内心は母に字の書き方の練習をして欲しいのですが、本人はまったくやる気なし。だったら、私か変わるしかありません。代筆の憂鬱を解消するには、私がきれいな字を書けるようになれば良いのですよね。わかっているものの、母の代筆なら大人の字を書かないとという思いがあって、踏ん切りがつきませんでした。

 

宛名書きで自分の字が嫌いになったり、きれいな字で手紙を書きたい気持ちになったりなど、美文字になりたい理由が増えてきました。その結果、母の代筆も美文字になりたい理由のひとつになり、やっと重い腰を上げることができます。

 

美文字になって母の代筆を快く受ける

代筆を渋々受けると母の機嫌が悪くなってしまうのは、とても悲しいことでした。育ててくれたおやへの恩は返しきれないものですから、代筆ぐらい「いいよ!」と気持ちよく返事をしたいと思うのです。

 

美文字になって、母の代筆を快く受けられるように頑張ります!