字を書くときに大切になってくるのが「姿勢」

字を書くときに大切になってくるのが「姿勢」です。どんなに字の上手な人でも、姿勢が悪いと乱れた字になりやすくなります。姿勢が乱れていては、きれいな字を書くことはできないと肝に銘じて、字を書く際の正しい姿勢を身につけましょう。

 

姿勢に関する基本チェックポイント

猫背になっていませんか?顔を傾けて書いていませんか?足を組んだりしていませんか?

 

書くときに、机に顔を近づけて書いていませんか?机にお腹をつけた姿勢で書いていませんか?

 

字を書き始めるまでのポイント

姿勢といっても、字を書き始めるまでにチェックすべきポイントと、実際に字を書き始めてから注意すべきポイントの2つがあります。まずは、字を書き始めるまでにおさえておきたいポイントを紹介します。

 

イスの座り方

イスの座り方ですが、字を書くときは背もたれに寄りかからないように座るのがポイントです。具体的には、イスの手前半分くらいに座るイメージになります。背筋をしっかりと伸ばし、背中は常にまっすぐな状態を保つように心がけます。

 

決して前かがみにならないように注意して下さい。字を書くときはついつい前傾姿勢になりがちですが、字や全体のバランスを確認しづらくなりますので背筋をしっかり伸ばしましょう。

 

正しくイスに腰掛けたら、最後に机と体との距離に注目します。体は、机から握りこぶし一つ分くらい離れているのが理想的です。その姿勢を保ったまま、体の中心(下腹部あたり)に軽く力をいれて体を安定させます。

 

手の位置と足の注意点

最後に手の位置を確認します。

 

ボールペンを持つ手は斜め前方に置き、もう一方の手は、紙の左下部分(左利きの場合は右下部分)に自然に添えるように置きます。

 

ここで注意して欲しいのは、肘を自由に動かせるようにしておくために、机の上に肘をのせないということです。机の上にのっていいのは、手首と肘の中間までが目安となります。肘が体に近づきすぎないように軽く脇を広げ、楽に動かせる状態をキープするようにします。

 

最後の注意点ですが、足を組みながら字を書くのはやめておきましょう。足を組むと体の重心がずれるだけでなく背筋が曲がってしまいますから、きれいな字を書くためには絶対にやってはいけないことなのです。